ヴィジュアル系音源レビューという名目の戯れ言。

ヴィジュアル系、又はそれらと親和性の高い音楽CDの出来損ないレビューです。失礼なことも敢えて平気で書きますが完全に小僧の戯れ言なので気にしないで頂けたら幸いです。

【前編】冬に聴きたい ヴィジュアル系ソング50選

12月に入り空気が冬の香りとなってきましたね。

寒空の下を歩いていると、やはり冬をテーマにした楽曲が聴きたくなってきます。

そこで!!!

ヴィジュアル系バンドによる冬ソング50選特集を書きます!!!

まぁ約35年近くの歴史を持つヴィジュアル系アーティストの中から、ウインターソングを50曲に絞ると言うのはかなり困難(´・ω・`; ) 笑

もちろん、記事を読む中で
「あの曲が入ってない( ;゚皿゚)ノシ」
「この曲よりあの曲でしょ!(o゚Д゚ノ)ノ」
などの意見があることは勿論あって当然。

ですが今回は知名度や売上ではなく、僕が個人的に好きな楽曲やオススメしたい曲を優先して選ばせて頂きます。

選出条件は以下の通り。

ヴィジュアル系、若しくはヴィジュアル系と親和性の高いアーティストによる楽曲であること

・CD、若しくは配信でのリリースがされている楽曲であること

・歌詞の中に、「雪」「聖夜」「クリスマス」「凍てつく」「凍える」など冬を感じさせるワードが入っていること

・1つの名義につき1曲のみ
(例:同じくRYUICHIがVoを務めるバンドだとしたら、LUNA SEAから一曲入っていても、Tourbillon河村隆一の楽曲からの選出は可能。
アリス九號.とA9などの表記だけ異なる同バンドの場合はどの時代を選出しても1曲のみ。
彩冷えるとAYABIEはメンバーや発音が同じでも別バンド扱いとし、どちらからも選出可能)

といった条件の元、選出していきたいと思います。

紹介順はランキングや順位は付けず、完全な順不同にさせて頂きます。

本当はランキング形式にしたかったのですが、どの曲も大好きだし、名曲に優劣を付けるのがナンセンスと判断しました。

1曲ずつ軽いコメントと情報を掲載しますので、参考程度に読んで頂けると幸いです。(アーティスト名やメンバー等の名前の敬称は略させて頂きます。)

それでは行きましょう!!



01 雪葬 / NIGHTMARE(ナイトメア)

ー3枚目のAL「anima」収録。
雪がしんしんと降り注ぐ情景が目に浮かぶ切ないバラードで、アウトロが終わった後に約3分近くのギターによるアンビエントな演奏があるのですが、その情緒豊かな表現力には脱帽です。
ほぼ毎年雪が降ったときはこの曲を聴きながら窓から景色を眺めるのが好きです。笑ー


02 White out / Initial'L

ー2枚目のSG「VISION」収録。何処と無く90年代後半のV-ROCKを思わせる白さを持った楽曲で、vo悠希さんの透明感のある歌声と相まって煌めいた雪が目に浮かびます。ー


03 白い闇 / ROUAGE

ーメジャー3枚目のシングルです。この手のジャンルを好きな方なら言わずもがな名曲であり彼らの代表曲の1つです。所謂一般的にイメージするクリスマス感はありませんが、醸し出される澄んだ空気感は正しく"聖なる夜"に相応しいかもしれません。ー


04 淡雪に君が見せた夢と僕が届ける言葉 /ANUBIS

ーAL「MYTH ~神々の調べ~」収録。LAREINEのベーシストEMIRUさんを中心に結成されたバンドなのですが、低い知名度とは裏腹に楽曲はハイクオリティ。イケボで高い歌唱力とを持つvo壱さんの3声ボーカルが映える、綺麗な白系ナンバーです。何気にこの曲のベースラインがとても格好いい。ー


05 冬のカスタネット /MERRY(メリー)

ー2008年に発売されたシングル。メリーの武器であるレトロチックなバラードで、哀愁漂うvoガラさんの歌声が切ない失恋を痛いくらいに表現しています。悲しいクリスマスソングといえば、真っ先にこの曲が浮かびますね。ー


06 雪になって消えた二人 / La'cryma Christi

ー3枚目のAL「magic theatre」収録。作曲をしたのは珍しくdrのLEVINさん。キャッチーなミディアムナンバーで、イメージとしては夜の冬景色よりも太陽の陽射しに煌めく雪を連想とさせます。ー


07 雪月花-The end of silence- / GACKT

ー36枚目のシングルで、PVの参加サポートメンバーが豪華な事でも話題となりました。和を意識したサウンドワークでありながら、静かな導入から力強くサビで盛り上がるといった楽曲構成はGACKTさんの定番。雪降る夜に独りで聴きたいバラードです。ー


08 君が見る夢の中 / D

ーシングル「Day by Day」の通常盤に収録。Dは他にも「白い夜」、ヒットシングル「Snow white」といった冬ソングがあるので悩みましたが、個人的に推したいのはこの曲。舞い落ちる雪や凍てついた冬の空気をこれでもかと表現しつつ、暖かみもあるのですよね。コンセプチュアルな歌詞が多い彼らですが、この曲の詞はストレートで自分に置き換えて想像しやすいのでは。ー


09 Snowing / Moran

ー2012年発売のシングル。個人的にMoranのゆったりめの曲は外れが無いのですが、中でもvoHitomiさんのアーティスティックな歌詞表現が光る一曲だと思います。雪を使用した比喩表現でこれを越えるものは少ないのではと思ってしまう程、素敵な詩です。ー


10 ain't afraid to die / DIR EN GREY

ー9枚目のシングルであり、7分を越える長尺ウィンターバラード。長さを感じさせないドラマチックな展開で、ストリングスや子ども達のコーラスも導入された彼らの中では珍しい一曲。2001年にリリースされた楽曲ですが、未だにライヴでも演奏されています。これを生で聴けた暁には感動必須ですよね。ちなみにこの楽曲のリミックスはクリスマス感が強くて、そちらもとても素敵です。ー


11 white love story / Raphael

ー元々はレアなナンバーですが、後にシングルスにも収録されファンの中では言わずもがなな名曲。「シャンシャン」というクリスマスらしい鐘の音で始まり、最後は聖歌隊によるゴスペル風なコーラスにより終わるという、キリストの誕生日を祝う本来のクリスマスらしさもありますね。ー


12 ブリリアントワールド / MUCC

ーメンバーからのクリスマスプレゼントとしてサプライズ配信されたシングル。切ない失恋ソングとなっており、語弊を招きそうですが仮にback number辺りのバンドがシングルとして切っていたら一般層でもヒットしていただろうなぁと。最後には大胆な転調が待っており、「きよしこの夜」のパンキッシュにアレンジを聴く事ができますー


13 アシッドスノウ / DIAURA

ー2020年10月に発売されたばかりの19枚目のシングル。儚き思いと凍える季節感を古き良き王道のV-ROCKとして消化。90年代のヴィジュアル系が好きなら嫌いなはずがないでしょう。「Lost Novemver」と「Whiteness」に続く冬の人気ナンバーになってほしいです。ー


14 HANDCUFF / forbidden days rhapsody

ー現Sukekiyoであり、元RENTRER EN SOIのドラマー未架によるソロプロジェクトの一曲。メランコリックで叙情的。緊張感のあるピアノのフレーズや、ドラマティックで重厚感のある世界観は彼の作る楽曲ならでは。プロジェクトの活動が2007年にミニアルバム1枚をリリースしたまま留まっていますが、次のリリースを未だに期待してしまいます。ー


15 遊雪 / S

ー97年発売のシングル曲。このバンドの中で最も知名度のある曲ではないでしょうか。歌唱力やスキルを求めてしまうと肩透かしを喰らいますが、技術とは別の魅力が溢れた、まさしく古き良き90年代のインディーズバンドらしい1曲。ー


16 深雪 / R*A*P

DASEIN、第一期マイフォ、RIDER CHIPS等様々な活動をするRickyがボーカルを勤めるユニットによる1曲。2004年に発売されたミニアルバムに収録されていて、知名度は高くないと思いますが、普遍性を持った歌謡ウィンターバラード。高い歌唱力が映える、純粋に良い曲です。ー


17 星ヶ丘 / 彩冷える

ー2008年発売のミニアルバム「六花星」に収録。冬特有の空気感や寒さと、暖炉のような暖かさ。そのどちらも感じられる楽曲で、優しいアコースティックギターの音色やメロウな楽器隊のフレーズがかなり良い味出してます。vo葵の綺麗なファルセットも堪能できる1曲です。ー


18 WHITE HEAVEN / Libraian

ー2011年発売の2ndアルバム「STELLA ESPERANZA」に収録された切ないクリスマスソング。ラクリマのTAKAとHIROによるユニットなのですが、ギタリストが1人だということを忘れさせる程のギターの情報量。1つ1つのフレーズが冬の情景の表現や、場面転換として機能してるんですから天才ですよ(笑)個人的には数あるクリスマスソングの中でもTOP10入り間違いなしの一曲ですね。本当にクオリティが高いなと、感心させられっぱなしです。ー


19 HOLY KNIGHT / LUNA SEA

ー2016年のさいたまスーパーアリーナ公演で限定発売されたシングル。優しさや温かみを感じさせる、ゆったりとしたクリスマスソングです。綺麗なアルペジオや宇宙的に広がる世界観はLUNA SEAならでは。キャリアを重ね円熟味の増したRYUICHIによる深みのあるボーカルには本当に包まれるような感覚に陥ります。手に入れづらいレアな楽曲なのが勿体ないくらい素晴らしい1曲です。ー


20 Hurry Xmas / L'Arc〜en〜Ciel

ー2007年発売の33枚目のシングル。アコーディオンやホーンを使ったクリスマスパーティーチューン。ジャズテイストといった洋の要素を上手く取り入れていますよね。個人的に楽しげなクリスマスソングとしてはこの曲を越えるものはないんじゃないかと思うくらい。「I wish」といい、ラルクはハッピー感のあるクリスマスソングを作るのが本当に上手いですよね。恋人にプレゼントを渡すのを楽しみにしている歌詞の様子や、鮮やかに飾られたクリスマスツリー、ひいてはサンタクロースの姿が目に浮かびます。毎年クリスマス近くになれば必ず聴く曲ですー




という事で20曲!!
前編がやっと終了です。
クリスマスに間に合わせたいという思いから、前編ではクリスマスソングを多めに選曲してみました。

いや~しかし、1バンドにつき冬曲が複数存在している場合は選曲にとても悩みましたでした。笑

ラルクなんて「Winter fall」「Snow drop」「雪の足跡」「BLESS」と思い付くだけでこんなに冬に纏わる名曲があるというのに…

ですが貴重なクリスマスソングということで「Hurry Xmas」を選んだ次第です。笑

次回はいつ更新になるかは分かりませんが、
冬が過ぎ去る前には後編を投稿しようと思います。

これを読んでくれた方の誰かが
まだ見ぬ素敵な冬ソングに1曲でも出逢えたなら幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございました。